ハーブ講座

4月が巡って来ましたね。このハーブ講座も2年目を迎えました。はじめてハーブを育てられた方は いかがでしたか?もうみなさんはりっぱにハーブ好きの仲間入り。思っていたより簡単だったと実感されたのじゃないでしょうか。そうなんです。ハーブはもともと野性のもの、かえってあまり手をかけない方が良く育つようです。暖かくなり庭仕事をしたくてうずうずしていらっしゃいませんか。それにぴったりのハーブです。 今回はセンテッドゼラニウムをご紹介します。 |
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センテッドゼラニウム センテッドゼラニウムとは約280種あるペラルゴニウム属の中の香りをもつグループのことです。花を観賞するものと区別しています。10種類以上の原種から生まれた交雑種にはバラ、レモン、ライム、ミント、アップル、オレンジ、ジンジャー、シナモン、ナツメグ、ココナッツなど、花や果物、スパイスに似た香りを持ちます。そして香りだけでなく、花色もピンク、紫、赤紫、紅、白と多彩ですが淡くやさしい感じです。また葉の形がいろいろありますので観賞用としてもお勧めです。
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香りは花びらにはなく葉や茎にあるのです。そして、葉は枯れてもなかなか自分では落ちません。茎に付いたままですので、1枚1枚、手で取ってやります。すごく良い香りがしてくるはずです。主成分はゲラニオールというバラに含まれる香気成分と同じです。香水、石けん、化粧品の香料として利用されます。茶色く乾燥した葉はポプリに利用します。また生葉はハーブティー、シャーベットなどの香りづけに、ケーキやクッキーに乗せて焼くとバラの香りがします。使う前に手のひらにのせ叩いてやると、香りがいっそう立ち上りますよ。コサージュやタッジーマッジー(ハーブのラウンドブーケ)にも手軽に利用できます。 |

葉のいろいろ(センテッドゼラニウム)
葉にはいろんな形がありますね。センテッドゼラニウムの葉は単葉(一枚の葉)ですが分裂葉です。縁からいくつにも分裂しています。5種類をご紹介しますが、まだまだいろんな品種がありますので見つけたらじっくり観察してください。
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センテッドゼラニウムにはいろんな品種があり、その香りと葉っぱのいろいろを楽しむ事ができます。 みなさんもお気に入りの一品を育ててみませんか。
次回はコリアンダーと種まきです。